タイ国鉄の長距離列車に連結されている食堂車が2019年6月1日より一部廃止されることが明らかになっています。

タイ地元紙が明らかにしているもので、車両の修理や維持費などで食堂車1両あたり毎月平均3万バーツ近い赤字となっていることが廃止の主要因とのこと。食堂車の運営自体は民間に委託しているものの、業者が契約更新を望んでいないことも理由の一つになっているようです。
バンコク~チェンマイ間、バンコク~ノーンカーイ間、バンコク~ヤラー間など計24の列車が対象ですが、2016年以降に導入された新型車両で運行されている列車・路線については今後もこれまで通り食堂車が連結されます。

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但し、この車両では火は使えないため、料理などは調理済みのものを電子レンジで加熱するタイプのみ販売。

タイ国鉄では2014年以降、車内でのアルコール類の販売が禁止されたままですし、旧型の食堂車も無くなるということで、昔に比べると随分と味気なくなるなあというのが個人的な印象ですね。