2019年にタイを訪れた日本人は約180万人で過去最高 日タイ交流人口も年間300万人超え

シェア

タイの観光・スポーツ省(Ministry of Tourism and Sports)が2019年の外国人旅行者統計を発表しています。

スワンナプーム空港のタクシー乗り場
スワンナプーム空港のタクシー乗り場

それによると、昨年タイを訪れた日本人旅行者は1,806,340人で初めて年間180万人を突破。これまで最高だった2018年の数字を15万人以上上回る大幅な増加となりました。



国籍別では中国(約1,099万人)、マレーシア(約417万人)、インド(約200万人)、韓国(約189万人)、ラオス(約185万人)に次いで日本人は6番目。中国人、マレーシア人、韓国人は2018年比でいずれも3~5%程度の低い伸びだったものの、インド人は25%近くも増え国籍別での順位も一昨年の6位から一気に3位まで上昇したのが目につきます。

過去10年間の日本人旅行者の推移は以下の通りです。

訪タイ日本人旅行者の推移

旅行者数 前年比
2010 993,674 -1.1%
2011 1,126,221 +13.3%
2012 1,371,253 +21.8%
2013 1,537,939 +12.2%
2014 1,267,886 -17.6%
2015 1,381,690 +9.0%
2016 1,439,510 +4.2%
2017 1,544,328 +7.3%
2018 1,656,100 +7.2%
2019 1,806,340 +9.1%

(出典: タイ観光・スポーツ省

2014年は軍事クーデターの影響があり日本人旅行者数も大幅に落ち込んだものの、それ以降は順調に増加しています。

一方、日本政府観光局が先日発表した訪日外客数データ(推計値)によると、昨年、日本を訪れたタイ人は1,319,000人で初めて130万人をオーバーしこちらも過去最高を記録。

関連リンク 訪日外客数(2019 年 12 月および年間推計値)- 日本政府観光局 (PDF)

日本・タイ両国の数字を合わせた交流人口は年間310万人以上ということで、お互いにとってより身近な国になっていることがよくわかりますね。