イタリア、台湾と香港の航空会社の乗り入れも禁止に

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イタリアでは先月末、旅行中の中国人2人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。非常事態を宣言し、中国本土の航空会社に加え、マカオ、香港、台湾の航空会社にも一時的な乗り入れ禁止措置を通達しています。

駐機中のキャセイパシック航空機

これを受け、台湾のチャイナエアライン(China Airlines)は本日2月2日より台北~ローマ線を運休すると発表。運休期間は4月28日までとなっています。

関連リンクTicketing Handling Guidelines for the spread of novel coronavirus (2019-nCov) in Wuhan and the flights possibly canceled by the announcement from local government – China Airlines

また、香港のキャセイパシフィック航空(Cathay Pacific Airways )も香港~ローマ線及び香港~ミラノ線の2路線を2月9日まで運休すると明らかにしています。

関連リンクイタリアー香港間のフライトをご利用予定のお客様へ – キャセイパシフィック航空



ただ、2月1日時点での香港の感染者は13人、台湾での感染者に至っては10人ということで、中国本土とは明らかに状況は異なる中でのイタリア当局のこの対応は正直過剰反応な感じもします。

現時点でイタリア路線を運航している台湾の航空会社はチャイナエアラインだけですが、2月19日からはエバー航空(Eva Air)が台北~ミラノ線を開設する予定で、こちらも影響を受けることになりそうです。なお、台湾政府はイタリアに対して乗り入れ禁止措置を改めるよう働き掛けていくとのこと。

関連リンクイタリア、台湾の航空会社乗り入れを一時禁止 新型コロナ対策で – 中央通訊社

台湾や香港の航空会社を利用して日本からイタリアへ行こうと計画している方も多いと思いますが、禁止措置の期間など今後状況が変化することも十分考えられますので最新の情報を入手するようにして下さい。

チャイナエアライン
エバー航空
キャセイパシフィック航空