タイ観光・スポーツ省(Ministry of Tourism and Sports: MOTS)が2021年4月分の外国人旅行者統計を公表しています。

それによると、4月1日~30日に観光目的でタイを訪れた外国人旅行者は計8,529人(速報値)で、コロナ禍以降では最も多くなっています。国籍別ではアメリカ(1,172人)、ドイツ(660人)、中国(643人)、イギリス(596人)などが上位。
日本人観光客は304人で、こちらも同じく昨年4月以降としては最多に。タイでは昨年4月~9月は観光客の入国が禁止されゼロの状態が続いていましたが、10月からは条件が一部緩和され、観光ビザやビザ無しでも入国可能になっています(隔離措置は必須)。
先月は隔離期間が7日間(ワクチン接種済みの場合)や10日間に一時短縮されていたことも訪タイ者が増えた一因ではないかと思います。
なお、タイ入国管理局(Thai Immigration Bureau)が公表しているデータによると、ビジネス目的や航空関係者など観光目的以外を含む数字では4月だけで3,799人の日本人がタイに入国したとのこと。
2020年10月~2021年4月の観光客数の推移は以下の通りです。
月 | 外国人観光客数(前年同月比) | 日本人観光客数(前年同月比) |
---|---|---|
2020年10月 | 1,201(-99.96%) | 35(-99.97%) |
2020年11月 | 3,065(-99.91%) | 87(-99.94%) |
2020年12月 | 6,556(-99.83%) | 111(-99.93%) |
2021年1月 | 7,649(-99.80%) | 64(-99.96%) |
2021年2月 | 6,110(-99.70%) | 223(-99.84%) |
2021年3月 | 6,737(-99.18%) | 212(-99.20%) |
2021年4月 | 8,529(前年4月はゼロ) | 304(前年4月はゼロ) |
(出典: Ministry of Tourism and Sports)