コロナ前と比べると国内線航空券運賃が高くなっているタイですが、中で最も高額な路線はどこだと思いますか?
![バンコクのドンムアン空港](https://www.asiatravelnote.com/wp/wp-content/uploads/dmk_airport_domestic_apr_24.jpg)
ぱっと思い浮かぶのはサムイ島行き。サムイ空港はバンコクエアウェイズ(Bangkok Airways)の私設空港ということもあり、以前から割高だという印象がありますよね。
バンコク~サムイ間はタイ国際航空が参入していた時期もありますが、現在はバンコクエアウェイズが独占運航。同社はスワンナプームとドンムアンの両空港からサムイ線を運航していて、多くのフライトは片道3,000バーツ前後します。それでも、日によっては2,000バーツ程度、日本円にすると1万円前後で購入できるフライトもあります。
バンコクエアウェイズの路線で最も高いのはチェンマイ~サムイ間の直行便。特にチェンマイ発便は高額で、5月の料金表は以下のように片道3万円台が中心(4月18日時点の情報)。
![チェンマイ発サムイ行き直行便料金表(2024年5月)](https://www.asiatravelnote.com/wp/wp-content/uploads/cnx_usm_fares_1.jpg)
一方、バンコク路線に限定すると常に高額で最低でも片道3,700バーツ以上するというのがノックエア(Nok Air)が運航しているバンコク~メーソート線。
バンコク発メーソート行きは公式サイトでは諸費用込み3,729バーツが最安値。日本円にすると約16,000円。5月のバンコク(ドンムアン)発メーソート行きの料金表は以下の通り。
![バンコク発メーソート行き航空券料金表(2024年5月)](https://www.asiatravelnote.com/wp/wp-content/uploads/dmk_maq_fares_1.jpg)
メーソート発バンコク(ドンムアン)行きはさらに高く、公式サイトでの最安値は4,129バーツ。LCCの国内線なのに日本円で片道18,000円近くします。
![メーソート発バンコク行き航空券料金表(2024年5月)](https://www.asiatravelnote.com/wp/wp-content/uploads/dmk_maq_fares_2.jpg)
6月以降も同様で10月26日までの夏ダイヤ期間中はバンコク発、メーソート発共に片道3,700バーツを下回る日はありませんでした(4月18日時点の情報)。
この路線はコロナ前から割高な料金が続いていていましたが、このところのミャンマー情勢の影響もあるのか国境に近いメーソートへのフライトはさらに高くなった印象です。
昨年、タイ・エアアジアがこの路線の開設を正式発表。これで運賃も多少は安くなるのではと期待したのですが、結局就航前にキャンセルされ実現しませんでした。当時のアナウンスが残っています。