シンガポールからクアラルンプールまでマリンドエア(Malindo Air)のOD802便を利用しました。
午前8時にチャンギ国際空港に到着。現在この空港にはターミナル1~3までの3つのターミナルがあります。そのうちマリンドエアはターミナル3を使用。

シンガポール航空を使って日本に行く場合もここからですね。

建物内に入り、案内で確認するとマリンドエアは1番のチェックインカウンターとの表示。
同社は一部の便でwebチェックインサービスを行なっていますが、残念ながらこの便については対応していませんでした。

OD802便はシンガポール発が午前10時10分、KL到着が午前11時10分というスケジュール。

出発約2時間前でカウンターに並んでいたのは数人。搭乗手続きは10分ほどで完了。時間に余裕はありますが、チャンギ空港はエアサイドの施設・ショップが充実しているため、さっさと出国審査場へ向かいます。

チャンギ空港は混んでいることはあまりないのですが、この時も全てが非常にスムーズ。利用する乗客にとってとにかくストレスが少なく、毎年世界のベストエアポートの一つに選ばれるのもよくわかりますね。
制限エリア内に入って土産物などの買い物を済ませた後、アンバサダートランジットラウンジで休憩することに。隣接してバタフライガーデンがあったので、まずはそちらに立ち寄ってみます。

ターミナル内ということもあり当然スペース的にはかなり狭いですが、結構いろいろな種類の蝶がいました。
家族連れなどで来てちょっと時間をつぶすのには良さそう。もちろん入場は無料。
15分ほど滞在し、隣のラウンジへ。

食事をしたり、パソコンで作業をしたりして搭乗開始時間近くまでここでのんびりと。
9時30分になったので、搭乗口のB6に向かいます。

ゲートに着いてみると機材は既に到着済み。予定より10分遅れの9時50分に搭乗開始です。

マリンドエアは現在この737-900ERに加え、737-800とATR72も保有。ターボプロップのATR72は国内線の短距離路線で使用されています。

ビジネスクラスは2-2の座席配置で全12席。
エコノミークラスは3-3で168席。
この日の搭乗率は6割ほどでした。同社は路線・便数を凄い勢いで拡大しているものの、同じマレーシアのエアアジアやマレーシア航空に比べるとまだまだ一般的な知名度は低いですね。
運賃はLCC並みなのですが、この路線では受託手荷物は30kgまで無料、さらに軽食や飲み物も付いてきます。
座席間隔にも余裕がありますし、他のLCCと比べても明らかに収益性が悪いと思うのですが、果たしてこれでどうやって利益を出しているのか不思議です。
まあ、我々利用者にとってみれば安くてサービスがよければ何の不満もないのですが。

10時10分にドアクローズされ、10時35分に離陸。
5分ほどしてシートベルトサインが消えると、全員に簡単な機内食が配られます。

1時間にも満たないフライトなので、これで十分ですよね。

クバヤとサロンというマレーシアの伝統衣装を用いた制服が印象的。
この日、各座席に付いているパーソナルモニターは使用できず。写真を撮らせてもらった客室乗務員に尋ねると「短いフライトだから切ってあるの」とのことでした。
確かにその後すぐにシートベルトサインが点灯し、クアラルンプールに向け高度を下げていきます。
11時15分、クアラルンプール国際空港に無事到着。離陸から着陸まではちょうど40分。本当にあっという間でした。
マリンドエアは以前はKLIA2を使用していましたが、現在はKLIA発着となっています。
この後、荷物を受け取るためにバゲージクレームで待つもののなかなか出てこず、結局20分以上足止め。飛行機に乗っているよりこの方が長く感じましたね。
チャンギ空港公式サイトのデータによると、昨年1年間でシンガポールから最も便数の多かったのはジャカルタ行き。次いでバンコク(スワンナプームとドンムアン)で、クアラルンプールはそれらに次いで3番目。

シンガポール~KL間は今回利用したマリンドエア以外にも、シンガポール航空、シルクエア、マレーシア航空、エアアジア、ジェットスター・アジア、タイガーエアと計7社が路線を開設中。さらに、スバン空港便を運航しているファイアフライを含めると計8社が競合してます。
両都市間はバスによる移動もポピュラーですが、将来はこの区間に高速鉄道が走ることになっていて、そうなると旅のスタイルも大きく変わっていきそうですよね。