先日、タイのバンコクからカンボジアのシェムリアップまでバンコクエアウェイズ(Bangkok Airways)のフライトを利用したので紹介します。
同社は現在この区間を1日5往復運航中。今回搭乗したPG903便は午前8時にバンコクを出発するフライトで、JALとのコードシェア便(JL5963便)でもあり、またANAやタイ国際航空とも提携しているということで日本人旅行者の利用も比較的多いのが特徴です。
当日は宿泊していたスクンビット・ソイ18のパークプラザホテル(Park Plaza Bangkok Soi 18)を朝6時にチェックアウト。スワンナプーム空港へはタクシーで向かいます。

高速を使ったため目立った渋滞は無く、約30分後の6時半には空港に到着。運賃は約250バーツ(高速代別)でした。
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バンコクエアウェイズの場合、チェックインカウンター最寄りのエントランスは3番。
既にウェブチェックイン済みだったのでBAG DROPと書かれた列に並びます。

スーツケースを預け、搭乗券を発券してもらい手続きは完了。預け入れ荷物は20kgまで無料です。バンコクエアウェイズはエコノミー客に対してもラウンジ(ブティックラウンジ)を用意しているというのが特徴の一つ。

すぐに上のフロアに行き、保安検査と出国審査を受けます。この時はどちらも空いていて共に5分ほどで通過できました。
エアサイドに入ったのは午前7時少し前。
出発は遅かったものの、ここまで予想以上にスムーズに来れたため少し時間が余りました。せっかくなのでラウンジに寄って行くことにします。

以前もどこかで書いたと思うのですが、スワンナプーム空港の国際線搭乗口はC~GまであってDが最寄りのゲート。残りのゲートは数字が大きくなるほど出国審査場から遠いという造りになっています。

ラウンジの場所は3階のコンコースA。コンコースに入ってすぐの右手です。
置いてあるのはパンやスイーツなどの軽食とソフトドリンク程度ですが無料なので文句は言えませんね。

ここでコーヒーを飲みながら30分ほどのんびりします。7時30分になって搭乗開始のアナウンスが入ったためゲートへ。今回の搭乗口はC2A。

ラウンジからは歩いて5分ほど。C2Aはバスゲートなので地上階まで降ります。

機材はプロペラ機のATR72。最近はこればかりに乗っている気がします。

リゾート路線中心の同社らしく、明るくポップな塗装が印象的。天気がもう少し良ければさらに映えるのでしょうが。

この便はブリティッシュエアウェイズやエティハド航空などとも共同運航となっていて、乗り継ぎ客とみられる西欧人の姿が目につきました。

ただ、この日の搭乗率は5~6割程度。人数にすれば40人弱といったところ。まだ10月初めのオフシーズンだったのでこんなものでしたが、アンコールワット観光目的の旅行者が大幅に増える冬ダイヤでは機材も大型化され、エアバスA320での運航となります。
乗客も揃い7時45分にはドアクローズしたものの、離着陸する便で滑走路が混雑していたようで結局離陸できたのは8時20分過ぎでした。

8時35分にシートベルトサインがオフに。キャビンクルーたちが出入国カード、税関申告書、カンボジアのビザ申請用紙の3点セットを配り始めます。

それに続いて機内食も。

中秋節が近かったせいか、特別にバンコクエアウェイズのロゴマークが入った可愛らしい月餅が付いていました。
この他、チキンクロワッサン、クラッカー、ヨーグルト、チーズなどと、1時間にも満たないフライトの機内食としては充実。どれも結構美味しかったです。
食べ終わってから機内誌をパラパラとめくっていると、最近就航したばかりのバンコク~フーコック線の宣伝が載っていました。

この路線もヨーロッパや中東からの乗り継ぎ客をあてにしているのでしょうが、どの程度需要があるのか気になりますね。
午前9時になりシートベルト着用サインが再点灯。9時10分にシェムリアップ空港に無事到着。

飛行時間は正味50分、飛び立ってしまえばあっという間。揺れもほとんどなく快適なフライトでした。

バンコク~シェムリアップ間は長らくバンコクエアウェイズが独占していたルートですが、現在はタイ国際航空系列のタイ・スマイルやLCCのタイ・エアアジアも参入しています。

料金的にはやはりタイ・エアアジアに分があるものの、他2社は受託手荷物や機内食が無料なことに加え、上述のようにコードシェアという強みもあります。バンコクでの使用空港もドンムアンとスワンナプームと別れているため、旅行スタイルや乗り継ぎなどを考えた上で選択すればいいのではないでしょうか。