AISのSIM2Flyをベトナムで使ってみました

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タイの通信事業者AISが販売しているローミングSIM、SIM2Flyをベトナムで使ってみたので紹介します。

ホーチミンのブイビエン通り

ベトナムで使うためには通常アジアで有効な399バーツのタイプでは対応しておらず、899バーツのタイプを購入する必要があります。そのため、短期でベトナムだけを訪れるような方にはこのSIMは向いておらず、現地でプリペイドSIMを買ったほうが安く済むのでご注意下さい。

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SIM2Flyは2タイプ
SIM2Fly公式サイトより

899バーツタイプは一般的にアメリカやヨーロッパでの使用を目的に発売されているものの、日本や東南アジアでも同様に使え、399バーツタイプがカバーしている国+アルファという感じのSIMになります(2018年1月25日時点で世界70の国と地域に対応)。

399バーツタイプは8日間有効ですが、899バーツタイプは15日間と有効期限が倍近く長いのも特徴です。

バンコクのスワンナプーム空港やドンムアン空港のAISショップで購入する場合は50バーツのSIMを買い、それに849バーツのプランを付けるという形になります。総額としては同じで容量も4GBまで、15日間有効という点も全く変わりありません。

空港で購入する場合はこのSIMにパッケージをプラス
空港で購入する場合はこのSIMにパッケージをプラス

また、SIM2Flyはそのままではタイでは使用できないものの、追加でタイ国内向けのインターネットパックに入ればタイ国内でも問題なく使えます。最初からタイでの利用も予定している方はSIM購入時にその旨を店員に伝えておくと楽だと思います。料金はプラン(期間と容量)により異なり、通常であれば100バーツ程度で十分。

スワンナプーム空港到着フロアのAISストア

今回自分はベトナム、シンガポール、タイ、ラオス、カンボジアを10日ほどかけて回りましたが一度もSIMを入れ替えることなく、さらに言えばSIM2Flyは日本でも使えますので日本到着後もしばらくはこのSIM一枚で済ますことができ非常に便利でした。

なおベトナムでの通信状況ですが、ホーチミンとハノイでの結果は以下の通り。

ホーチミン
ホーチミン
ハノイ
ハノイ

今回はこの2都市しか訪問しませんでしたがおおむね10~20Mbps程度の速度が出ていました。上の画像では現地通信事業者はホーチミンではViettelに、ハノイではVinaPhoneになっていますがこれは固定ではなく状況によってこの2社を使い分けているという感じでした。

899バーツのSIM2Flyを日本で事前に購入しておきたいという方はAmazonでも取り扱っています。

399バーツタイプ(これはベトナムは対象外)も同様に入手可能です。