シンガポール政府観光局(Singapore Tourism Board)が外国人旅行者統計の最新版を発表しています。

それによると、2017年にシンガポールを訪れた日本人は約79万3千人。日本人旅行者は2013年の83万2千人をピークに3年連続で前年比割れが続いていたのですが、昨年は1.5%という低い伸びながらも4年ぶりにプラスに転じたことがわかりました。
シンガポールを訪れた日本人旅行者数の推移
年 | 旅行者数 | 前年比 |
---|---|---|
2010 | 528,817 | +7.9 |
2011 | 656,417 | +24.1 |
2012 | 757,116 | +15.3 |
2013 | 832,845 | +10.0 |
2014 | 824,741 | ‐1.0 |
2015 | 789,179 | -4.3 |
2016 | 783,863 | -0.7 |
2017 | 792,813 | +1.5 |
(出典: Singapore Tourism Board)
国籍別では中国(323万人)、インドネシア(295万人)、インド(127万人)、マレーシア(117万人)、オーストラリア(108万人)に次いで日本人は6番目。以下、フィリピン(74万人)、韓国(63万人)、アメリカ(56万人)、ベトナム(53万人)までがトップ10。なお、シンガポール・マレーシア間では通勤などで日常的に行き来している人たちがいますが、この統計ではそれら数字は除外されています。
東南アジアで日本人旅行者の多い国はこのところタイ、シンガポール、ベトナムの順となっていました。
既に発表されているタイとベトナムの統計を見ると、昨年タイを訪れた日本人は150万人を超えていて断トツトップなのは揺るぎないものの、ベトナムを訪れた日本人は79万8千人とシンガポールのそれを若干上回っています。
関連記事: 2017年にベトナムを訪れた日本人は79万8千人で過去最高を記録
受入国側の統計という条件付きですが、2017年はついにベトナムが東南アジアにおける人気旅行先として2番目になったということが言えそうですね。